HTML形式からテキスト形式へ変更

はじめに

Outlook 2013のメールの形式には、「テキスト形式」「HTML形式」「リッチテキスト形式」があります。

既定では、受信したメールは「HTML形式」で表示されます。

 

テキスト形式

文字だけで構成されていて、すべてのメールソフトで使用することができる形式です。

HTML形式やリッチテキスト形式に比べて、文字の装飾がなく、図形や画像を文中に挿入することはできません。画像などは、添付ファイルとして送信できます。

 

HTML形式

文字の色やサイズ、フォントなどを指定したり、背景や画像、音を付けたりすることができます。

また、Webページやメールアドレスにリンクを付けることもできます。

ただし、受信側のメールソフトがHTML形式に対応していないと、メールの内容が正しく表示されない場合があります。

 

リッチテキスト形式

Outlookのみで使用することができます。

HTML形式と同様に、文字の色やサイズ、フォントなどを指定したり、背景や画像を付けたりすることができます。音などの一部機能は使用できません。

ただし、受信側のメールソフトがリッチテキスト形式に対応していないと、内容が正常に表示されない場合や、添付ファイル付きのメールとして届き、内容が確認できない場合があります。

HTML形式からテキスト形式に変更する

Outlook 2013 の標準のメッセージ送信形式は、「HTML形式」になっていますが、ウイルスメールにHTML形式のメールが使われることがあったり、HTML形式メールはメールサイズが大きくなる、対応出来ないメールソフトもある、といった事から、基本的にはテキスト形式のメールが望ましいと言えます。

「HTML形式」でメール送信が認められるのは親しい友人程度にとどめるべきでしょう。

➊[ファイル]から[オプション]、そして[メール]を選択する

ol24:[ファイル]から[オプション]、そして[メール]を選択する
ol24:[ファイル]から[オプション]、そして[メール]を選択する

「ファイル」タブをクリックし、「オプション」をクリックします。「Outlook のオプション」パネルの「メール」をクリックします。

➋[テキスト形式]を選択し[OK]をクリックする

「メッセージの作成」グループで、「次の形式でメッセージを作成する」がHTML形式になっているので、テキスト形式を選択してOKをクリックします。

一時的にHTML形式にする

一時的に、「HTML形式」でメールを作成したい場合もあると思います。次の方法で対応出来ます。

➊「メッセージ作成」画面で[書式設定]タブを表示し、「形式」グループでHTMLを指定する

「メッセージ作成」を開き、「書式設定」タブに切り替えます。「形式」グループでテキストになっているので、HTML をクリックして、一時的にHTML形式に切り替える事が出来ます。

ol25:「メッセージ作成」画面で[書式設定]タブを表示し、「形式」グループでHTMLを指定する
ol25:「メッセージ作成」画面で[書式設定]タブを表示し、「形式」グループでHTMLを指定する

メ―ルの作成

新しいメ―ルを作成する

➊ メ―ル作成画面を開く

[ホーム]タブの[新規作成]で[新しい電子メール]をクリックするか、[新しいアイテム]―[電子メール メッセージ]の順にクリックします。

ol15
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➋ メ―ルの件名や本文を入力し、受信者を指定する

メ―ル作成画面では、件名の入力、本文の入力、受信者 ( 宛先、CC、BCC ) の指定を行います。

ol16
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➌[送信]ボタンをクリックする

[送信]ボタンをクリックします。メ―ルは[送信トレイ]に移動し、設定されたタイミングで送信されます。送信が成功すると[送信済みアイテム]へ移ります。

ol17
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メモ : メ―ルが送信されるタイミングは、既定では[接続したらただちに送信する]に設定されています。

ol26:[ファイル]タブで[オプション]を選択し、[詳細設定]を表示。[送受信]の設定を確認する
ol26:[ファイル]タブで[オプション]を選択し、[詳細設定]を表示。[送受信]の設定を確認する

メ―ル受信者を指定する

メ―ルを送信するには、送信先(受信者)の指定が必要です。メ―ル受信者には、「宛先」、「CC」、「BCC」 の 3 種類があり、必要に応じて受信者を指定します。

➊[宛先](もしくは[CC])をクリックする

メ―ル作成画面で、[宛先] ( もしくは [CC] ) をクリックします。 

「宛先」はボタンになっていて、クリックすると連絡先で登録してある電子メールアドレスを表示します。「宛先」にしたい項目をクリックして「宛先」をクリックすると、自動的に入力されます。

➋ 名前を検索し、該当アドレスを選択する。[宛先]ボタンをクリックして、フィールドに挿入

「名前の選択:連絡先」パネルで、名前の一部を入力すると、該当アドレスがリスト表示される。宛先にしたい行を選択し、[宛先]をクリックすると、[宛先]フィールドに表示名が入る。

ol27:名前の一部を入力すると、該当アドレスが表示されるので、[宛先]をクリックすると、[宛先]フィールドに表示名が入る。
ol27:名前の一部を入力すると、該当アドレスが表示されるので、[宛先]をクリックすると、[宛先]フィールドに表示名が入る。

➌[CC]及び[BCC]フィールドも同様に選択・入力し終えたら[OK]をクリックする

メール受信者をアドレス帳から指定する

➊「宛先「CC(Bcc)」に入れる連絡先をアドレス帳で名前を検索して探し、入れる

ol96:「宛先「CC(Bcc)」に入れる連絡先をアドレス帳で名前を検索して探し、入れる
ol96:「宛先「CC(Bcc)」に入れる連絡先をアドレス帳で名前を検索して探し、入れる

メールに重要度を設定する

➊ 送信メールに重要度を設定する

送信するメッセージに重要度を設定するには、「新しい電子メール」をクリックして新規の「メッセージ」を表示させます。「メッセージ」タブの「タグ」グループにある、[重要度:高]ないし、[重要度:低]をクリックします。

ol014:メールに重要度を設定する
ol014:メールに重要度を設定する

メールの下書き

作成中のメールを「下書き」フォルダーに保存しておくことで、後で編集したり、送信したりすることができます。

作成中のメールを「下書き」フォルダーに保存する

➊「ホーム」で、「新規作成」グループの「新しい電子メール」をクリックする

ol:97:リボンの「ホーム」で、「新規作成」グループの「新しい電子メール」をクリックし、メール作成画面を表示する
ol97:リボンの「ホーム」で、「新規作成」グループの「新しい電子メール」をクリックし、メール作成画面を表示する

➋ メール作成画面で、クイックアクセスツールバーから「保存」アイコンをクリックする

ol98:メール作成画面で、クイックアクセスツールバーから「保存」アイコンをクリックする
ol98:メール作成画面で、クイックアクセスツールバーから「保存」アイコンをクリックする

➌「下書き」フォルダーに保存されたので、作成再開には「下書き」フォルダーのメールを開く

ol99:「下書き」フォルダーに保存されているのを確認する、作成を再開するには、「下書き」フォルダーのメールを開く
ol99:「下書き」フォルダーに保存されているのを確認する、作成を再開するには、「下書き」フォルダーのメールを開く

補足

リボンの「ファイル」タブをクリックし、「上書き保存」をクリックしても、作成中のメールを「下書き」フォルダーに保存することができます。

ol100:リボンの「ファイル」タブをクリックし、「上書き保存」をクリックしても、作成中のメールを「下書き」フォルダーに保存することができる
ol100:リボンの「ファイル」タブをクリックし、「上書き保存」をクリックしても、作成中のメールを「下書き」フォルダーに保存することができる

メールの返信/転送

メールの返信

➊「ホーム」で返信するメールをクリック、「返信」グループの「返信」をクリックする

※ 宛先やCCに入っている全員に返信したい場合は、「返信」グループの「全員に返信」をクリックします。

ol81:「ホーム」タブをクリックし、返信するメールをクリックして、「返信」グループの「返信」をクリックします。
ol81:「ホーム」タブで返信するメールをクリックして、「返信」グループの「返信」をクリック

➋「閲覧ビュー」あるいは「作成ウィンドウ」が開くので、本文を入力する

※ 閲覧ビューが表示されていない場合はウィンドウが新しく開くので、本文を入力します。

ol82:「閲覧ビュー」あるいは「作成ウィンドウ」が開くので、本文を入力する
ol82:「閲覧ビュー」あるいは「作成ウィンドウ」が開くので、本文を入力する

➌ 全ての入力が完成したら[送信]ボタンを押す

ol83:全ての入力が完成したら[送信]ボタンを押す
ol83:全ての入力が完成したら[送信]ボタンを押す

送信したメールは、「送信済みアイテム」フォルダーに移動します。

メールの転送

➊「ホーム」で、転送するメールをクリックして、「返信」グループの「転送」をクリックする

ol84:「ホーム」タブで、転送するメールをクリックして、「返信」グループの「転送」をクリックします。
ol84:「ホーム」タブで、転送するメールをクリックして、「返信」グループの「転送」をクリックします。

➋ 表示される「閲覧ビュー」あるいは新しいウィンドウで、宛先や本文を入力する

ol85:「閲覧ビュー」あるいは新しいウィンドウで、宛先や本文を入力する
ol85:「閲覧ビュー」あるいは新しいウィンドウで、宛先や本文を入力する

➌ 全ての入力が終了したら「送信」をクリックする

ol86:全ての入力が終了したら「送信」をクリックします
ol86:全ての入力が終了したら「送信」をクリックします

送信したメールは、「送信済みアイテム」フォルダーに移動します。


メ-ルの送受信

手動で、メールを送受信する

➊「送受信」で「送受信」グループの「すべてのフォルダーを送受信」をクリックする

ol87:「送受信」のリボンから「送受信」グループの「すべてのフォルダーを送受信」をクリックします
ol87:「送受信」のリボンから「送受信」グループの「すべてのフォルダーを送受信」をクリックします

➋ 受信サーバーにメールが届く場合は、「受信トレイ」の新着メールの数が太字で表示される

ol88:受信サーバーにメールが届いていた場合は、「受信トレイ」の新着メールの数が太字で表示されます。
ol88:受信サーバーにメールが届いていた場合は、「受信トレイ」の新着メールの数が太字で表示されます。

指定したタイミングで自動的に送受信する

➊「ファイル」タブから「オプション」をクリックし、「Outlook のオプション」を表示する

ol89:「ファイル」タブから「オプション」をクリックし、「Outlook のオプション」を表示する
ol89:「ファイル」タブから「オプション」をクリックし、「Outlook のオプション」を表示する

➋ Outlook のオプションパネルで「詳細設定」、次に「送受信」をクリックする

ol90:outlookのオプションパネルで「詳細設定」から「送受信」をクリックする
ol90:outlookのオプションパネルで「詳細設定」から「送受信」をクリックする

➌「送受信グループ」でメールを送受信したいタイミングを設定する

ol91:送受信のタイミングを指定します
ol91:送受信のタイミングを指定します

時間を指定して、メールの送受信を行う場合:

「次の時間ごとに自動的に送受信を実行する」にチェックを入れ、送受信を実行する間隔を設定する

Outlook終了時に、メールの送受信を行う場合:

「終了時に自動的に送受信を実行する」にチェックを入れます。

最後に「閉じる」をクリックします。

補足:

詳細設定の「送受信」で「接続したら直ちに送信する」にチェックが入っている場合、メールを送信する際に「送信」ボタンをクリックすると、指定した時間ではなく直ちに送信されます。