Outlook.com アカウントのメール送受信が、Windows Live メール 2012 では出来なくなるとの Microsoft 社からのメールを受けて、各種メールソフトを使ってみた。
Outlook.com は、Microsoft 社が提供する Web ベースの無料メールです。 Outlook.com アカウントを所有している場合 (たとえそのアカウントの末尾が @hotmail.com、@live.com、@msn.com であっても)、Outlook.com にサイン インすることで、メールを読んだり、送信したりできる。
Outlook.com アカウントで送受信を行うには、Web ブラウザ(Outlook.com)で行うこともできるし、オフィスソフトの Outlook 2013 、Thunderbird、それに Windows Live メール 2016 と言ったメールソフト(メーラー)を使っても行えます。Windows 10 に搭載されている ”メール” アプリでも行えます。
ところが、Windows Live メール 2012 を使って、Outlook.com アカウントでメールの送受信をする場合、6月30日以降メールソフト Windows Live メール 2012 とサーバー間の同期ができなくなるとのことです。
これまで Outlook.com アカウントとの接続では Delta Sync という技術を使っていました。Windows Live メール 2012 もこの技術で Outlook.com アカウントと接続できていました。
今回 Outlook.com が更新されることにより、接続は Exchange ActiveSync に変更となります。ところが Windows Live メール 2012 はこの技術を取り入れておらず、新しい Outlook.com には接続できなくなるということです。
参照:Windows Live メール 2012 が Outlook.com に接続されない (外部サイト:Microsoft 社サイト)
Windows Live メール 2012 以外のメールソフトで、プロバイダーのアカウントを使ってのメールの送受信の感想と、
Windows Live メール 2012 に、Outlook.com アカウントをプロバイダーアカウント形式 (IMAP/SMTP) で設定するのを試みた。
POP アカウントの新しいメッセージが 30 分ごとに自動的にチェックされ、一度に最大 50 通の新着メッセージを受信できます。残ったメッセージがあれば、次にメールを同期したときに受信します。
保存されているメールの数によっては、Outlook.com にメールが表示されるまでに 24 時間以上かかることがあります。
インポートまたは受信するメール メッセージの最大サイズは、添付ファイルを含めて 25 MB です。
Outlook.com アカウントには最大 13 個のアカウントを追加できる。
メールアカウント単位で受信するメッセージは、受信するフォルダーで分けるしかない。
広告なしの Outlook.com メールは、有料となる。
この場合、Web メールから一度サインアウトして、再度 Outlook.com のメールアカウントでサインインする必要あり。
参照: ”メール” アプリを使ってみる
複数人で、共通のメールアドレスを扱う場合は大問題!
パソコンに受信した電子メールを保持することができない。
メッセージ一覧からメッセージをシングル クリックするだけでメッセージ内容が表示されてしまう。
Windows Live メールのように、ダブルクリックで表示するようにはできないようです。
IMAP/SMTP でのアカウント設定。
この設定で6月30日以降の Outlook.com の更新後でも、メールの同期ができるかどうかを検証する必要あり。
参照: Gmail を使う
2016年6月24日
Outlook.com アカウントで日常のメール送受信を行っていた会員が数名いたが、プロバイダーのメールアカウントに切り替えることができ、Windows Live メール 2012 で送受信できるようになった。
Microsoft 社が推奨する Web アプリとしての Outlook.com や Windows 搭載の ”メール” アプリは、プロバイダのメールアドレスを設定すると、現状では使い勝手が思わしくない。特に複数メールアカウントでの操作を考慮すると使用に耐えられない状況もある。
同じく推奨されている Outlook 2013 では、Windows Live メール 2012 以上の機能を持つが、乗り換えるためには新たな操作を習得する必要がある。Thunderbird についても、同様。
Windows Live メール 2012 は、日常のメール送受信及び初心者講習には今後も使用できるものと思う。
Windows Live メール 2012 の今後のサポートは予定されていないとのことで、これに続くメールソフトを検討する必要がある。
PCだけでなくスマホやタブレットで使われるメールソフト Gmail が今後主流となることが考えられる。
Microsoft 社は Office ソフトとの連携から Outlook 2013 / 2016 を勧めてくることも考えられる。
Gmail や Outlook 2013 / 2016 の使い勝手や機能を今から確認しておくことが必要です。
Microsoft アカウントの ID に Outlook.com アカウントのメールアドレスが使われているケースが多々ある。
これへの対応として、Outlook.com アカウントのメールアドレスを IMAP/SMTP で設定した Windows Live メール 2012 で、7月以降メールの送受信が行えるかどうかの確認を行う必要がある。
確認の結果次第で、以下の方法のいずれかが執られる:
問題無く送受信できる
Outlook.com アカウントのメールアドレスを、Windows Live メール 2012 に IMAP/SMTP で設定する
同期できず;
Outlook.com アカウントのメールアドレスでの送受信は、Outlook.com (Web ブラウザ)や他のメーラーで行う、
あるいは、
Microsoft アカウント ID としての Outlook.com アカウントのメールアドレスは、日常メールの送受信で使うメールアドレスに変更する