事前準備・注意事項

Windows 10 へアップグレードを予定している場合、まず次の注意事項を確認してください。

1.システム要件

Windows 10は、Windows 7 Service Pack 1、またはWindows 8.1(Windows 8.1Update が適用された状態)からアップグレードされます。

 

お使いのシステムを調べる方法は、使っている Windows オペレーティング システムの確認を参照します。

2.アップグレード可能なエディションの確認

現在インストールされている Windows のバージョンにより、アップグレード可能な Windows 10 のエディションが異なります。

 

主な Windows のバージョンとエディションは、アップグレードの前後(ビフォア/アフター)で次の通りとなります。これは自動的に決まります。

 

Windows 8.1 ⇒ Windows 10 Home

 

Windows 8.1 Pro ⇒ Windows 10 Pro

 

Windows 7 Home Premium ⇒ Windows 10 Home

 

Windows 7 Professional ⇒ Windows 10 Pro

 

詳しくはマイクロソフト社の、エディション別のアップグレードを参照ください。

3.ハードディスク/SSDの空き容量を確認しましょう

ハードディスクやSSDの空き容量が不足すると、アップグレードできません。

事前に、十分な容量があることを確認してください。

SSDが搭載されているパソコンは、ハードディスクと比べて容量が小さいため、ご注意ください。

空き容量の確認方法は以下を参照ください。

 

空き容量が20GB以上あることを確認してください。

アップグレードに必要な容量は、ご利用の環境により異なります。

4.互換性事前チェック

パソコンに入っている "Windows 10 を入手する" アプリケーションは、互換性に問題があるかどうかをスキャンして結果を表示します。

 

結果次第でWindows 10 に対応していないアプリケーションや周辺機器は使えなくなることを認識しましょう。

 

詳しくは、[互換性チェック]ページにジャンプして確認します。

5.メーカーの情報も確認しましょう

対応機種あるいは互換性など重要情報は、パソコンのメーカー(製造元)からも発表されております。

メーカーのアップグレード手順が指示されていることもあります。その場合は、メーカーの手順に従いましょう。

 

製造元の連絡先は、連絡先情報のページで確認できます。

 

該当型式についての記述が無い場合は、アップグレードできない可能性もあることを前提に作業をすすめることになります。

6.万一に備えてバックアップを取りましょう

Windows 10にアップグレードすると、個人で作成した書類などのデータは引き継がれます。また、Windowsアプリや一部のデスクトップアプリも継続してWindows 10で使えます。

 

ただし、アップグレードの最中に、万が一エラーが発生するかもしれません。もしもの場合に備えて、システムとデータのバックアップを取っておきましょう。

システムとデータをまとめてシステムイメージでバックアップを取る方法は以下のリンクを参照します。

 

Windows 7でシステムイメージを作成しバックアップする方法 

 

Windows 8.1でシステムイメージを作成しバックアップする方法

6-1.ソフトのプロダクトキー等を確認しておきましょう

クリーンインストールをせざるを得ない状況を考慮して、使用しているソフトのプロダクトキーを確認しておきます。ソフトの再導入に必要となります。

Windows や Office 等、Microsoft 社のソフトを再インストールするにはプロダクトキーの入力を求められます。プロダクトキーが分からなければ、これらのソフトを再インストールすることはできません。

 

プロダクト キーは、ソフトウェア製品のライセンス認証に使う 25 文字のコードです。 使用中のPCでのプロダクトキーは製品のパッケージを確認するか、プロダクトキーが印刷された名刺大のカードを確認します。

 

セキュリティソフトの場合は、使用を契約した時のユーザー情報が必要になります。セキュリティソフトの画面でも確認できる場合があります。

 

その他、使用中の有料のソフト(例えば、筆ぐるめ)があれば、それらのインストレーションパッケージも確認しておきます。

6-2.データのバックアップも取りましょう

必要なデータのバックアップはイメージバックアップだけでなく、コピーでもバックアップも取っておきましょう。

通常の保存先としてのドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージックだけでなく、別の場所を保存場所としているデータもバックアップしておきましょう。

 

バックアップは本体のHDDではなく、外部保存装置のUSBやDVDにとります。OneDrive に保存することでも良いでしょう。

メールデータやアドレス帳は、元のOSに戻したときに戻らないこともあるのでバックアップしておきましょう。

バックアップをとる方法は以下のリンクを参照します。「エクスポート」でバックアップをとり、「インポート」で復元します。

 

Windows Live メールでメール、連絡先、カレンダーをインポートおよびエクスポートするにはどうすればよいですか?

7.パスワードを確認しておきましょう

パソコン起動時に入力するIDとパスワードを確認しておきます。Microsoft アカウントのIDとパスワードなども確認しておきましょう。

メールを再設定しなければならないこともあるので、メールの設定情報(メール・アドレス、サーバー、パスワードなど)も確認しておきましょう。

8.時間に余裕をもって作業しましょう

アップグレードには、長時間(約3時間)かかります。

時間に余裕をもって作業することをお勧めします。

9.それでは始めましょう

作業開始の方法にはいくつかの方法があります。

 

ここでは、互換性チェックの画面からスタートすることにします。「アップグレード作業」へジャンプします。